2014年11月19日水曜日

国立科学博物館附属自然教育園

2014年11月22日にリニューアルオープンする東京都庭園美術館。
今回は隣接する国立科学博物館附属自然教育園をご紹介します。
ぐるっとパスは国立科学博物館附属自然教育園に入園できます。
(※「ぐるっとパス2015」では一般料金の100円割引となりました。)
訪れたのは11月初旬。
紅葉の時期(11月下旬~)を迎える前、取材の時期としてはベストではないということでしたが、、、
実際に訪ねてみて、都会のオアシスという言葉がふさわしい豊かな自然を堪能できました。
正直なところ、夢中になって写真を撮りまくりました。
ここではその一部をご紹介します。

まずはこれから迎える紅葉の時期のおすすめスポットを、園からお借りした紅葉の写真と一緒にお届けします。
まず、入口から歩き出してほどなくのところにある路傍植物園。
まだまだ、青々としています。


紅葉時期の路傍植物園。イロハモミジの葉が落ちて赤く色づいていますね。こんな風景の中を散歩したいものです。

もう1ヶ所物語の松。


やはり紅葉は趣があって良いですね。
モミジの紅葉は12月2週目頃が見ごろとのことですが、
自然教育園のHPでは紅葉の見ごろ情報を随時紹介していますので、こちらで確認してお出掛けください。

次に自然教育園の植物にスポットを当ててみましょう。
「からたちばな」の赤い実。
自然教育園ではこのようにきめ細かく看板で植物の名前が表示されているので、植物や花に詳しくない人でも気軽に楽しめます。


野菊の仲間の「シロヨメナ」白くて小さくてかわいらしい花です。


「コウヤボウキ」高野箒の意味で、高野山で細かい茎を束ねて箒を作ったことによるそうです。


「カラスウリ」ぶらさがっているさまがなんとも愛らしいです。


これ何だかわかりますか?
胡桃なんです。後ろが果実、前が殻(種)。
これは「ヒメグルミ」という種類だそうです。
自然教育園では自然をそのままに保存している場所ですので、胡桃やどんぐりなどの木の実も持ち帰ってはいけないのでご注意下さい。

次は昆虫です。
カマキリさん。こんにちは。



蝶々(キタテハ)もなんだか警戒心がないような、、、じっくり写真に撮ることができました。

そして次は、今回ご案内いただいた自然教育園の久永さんのとっておきの撮影ポイントをご紹介します。
1本の木が横に伸びているように見えますね、、、


ちょっと角度を変え、近づいてみると、、、
実は2本の木なのです。
2本の木が1本に繋がって見えるところから、縁結び(リング)を連想させるといって写真を撮る方もいるとのことです。
みなさんも探してみて下さい。




都会の中にあって、自然を自然のままに保存しているところが、
とても貴重な存在だと感じました。
無邪気に自然と親しむことができる、心癒される場所でした。

ぐるっとパスは美術館・博物館はもちろんのこと、こちらのような植物園や、他にも動物園・水族園にも利用できるのでネイチャー好きの人にもおすすめです。

(自然教育園の歴史)
自然教育園のある一帯は、今から400~500年前に豪族の館が築かれ、江戸時代は高松藩主松平頼重の下屋敷となりました。明治時代は陸・海軍の火薬庫、大正時代には白金御料地と歴史をかさねてきました。この間一般の人が立ち入ることができなかったため、豊かな自然が残されました。
昭和24年(1949年)に天然記念物および史跡に指定され、一般に公開されるようになりました。
国立科学博物館附属自然教育園HP
http://www.ins.kahaku.go.jp/
開園時間:5月1日~8月31日 9:00~17:00(入園は16:00まで)
       9月1日~4月30日 9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日:月曜日(ただし、祝休日の場合は開園し、翌日休園)
     祝日の翌日(ただし、土・日の場合は開園)
     年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:一般310円がぐるっとパスだけで入園できます。
(※「ぐるっとパス2015」では一般料金の100円割引となりました。)



正門入ってすぐ右の教育棟の中には、今月のみどころ情報が掲示してあるので、散策の前にチェックしてからスタートするといいかもしれません。


★ぐるっとパスは、1冊2000円で都内78の美術館・博物館などの入場券又は割引券が綴られた便利でお得なチケットブックです。
詳細はこちらの公式HPをご覧ください。